DHAサプリで生理痛の緩和も!プロスタグランジン抑制効果
生理痛の起こる仕組み
生理痛は、子宮収縮ホルモン「プロスタグランジン」が引き起こします。実は、子宮は血流があまり良くないため、子宮内膜を剥がして月経血を外に押し出すには、子宮を強く収縮させる必要があるのです。プロスタグランジンは、この収縮を起こさせるホルモンです。そして生理痛は、子宮が強く収縮する時に発生します。生理痛にはかなり個人差がありますが、痛みの重さとプロスタグランジンの分泌量とには、大きな相関があることが分かっています。
また、女性の大敵である冷えを引き起こす「血行の悪さ」も生理痛を重くします。血流が悪くなるとプロスタグランジンの分泌量が増えますし、血の巡りが悪いために子宮が冷えるとより強く収縮してしまい、痛みが強くなるのです。
DHAには血行促進機能に加えて、プロスタグランジンを抑制する力もあります!
DHAの持つプロスタグランジン抑制効果
プロスタグランジンは月経血を体外に排出するために必要ですから、減らせば良いというものではありません。痛みは起こさずに、適切な量だけ分泌させる・・・そんな都合の良いことが、なんとDHAにはできるのです!
実はプロスタグランジンには善玉と悪玉があり、痛みを引き起こすのは悪玉のプロスタグランジンです。悪玉プロスタグランジンはオメガ6系脂肪酸から作られますが、DHAが含まれるオメガ3系脂肪酸は悪玉プロスタグランジンを生成するのに必要な酵素の働きを抑えてくれます。オメガ3系脂肪酸の生理痛軽減効果は高く、60%以上の人で効果があったとする報告もあるほどです。
一方、善玉のプロスタグランジンはオメガ3脂肪酸から作られます。ですから、DHAを積極的に摂ることで、痛みを伴わず、正常な月経を迎えることができるのです。
現代の日本では、摂取している脂肪分のバランスの悪さが問題となっています。生理痛も、オメガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸のバランスの悪さが引き起こす不調の一つです。DHAをしっかり摂って、正しいバランスを取り戻したいですね。
DHAの持つ血流改善効果
生理痛を悪化させる原因の一つに、冷えがあります。冷えは血行が悪くなることで起こります。血流が滞り、指先や足先といった外気と接する部分に長くとどまると、血液が冷えます。冷えた血液が体内を巡ると体全体が冷え、やがて体の中で守られている内蔵も冷えてしまいます。冷えた内蔵は縮こまって収縮しやすくなるため生理痛もひどくなる、というわけです。
お腹を温めて生理痛を和らげた経験がある人は多いと思いますが、化学的な根拠があったのですね。DHAは、血液サラサラ効果で抹消部分までしっかり血液を流してくれます。血の巡りが良ければ内蔵が冷やされることもなく、生理痛の悪化が防げます。血液がスムーズに循環することで、代謝アップや老廃物の排出にもつながり、美容面での効果も期待できます。また、DHAを含むサプリメントの摂取がPMS(月経前症候群)の程度を抑え、不快な症状が続く期間が短くなったという報告もあります。
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